へ、またまた、行って来ました。
今回は、「BtoB」の話ってことで、もっと、ビジネスよりの話になるのかと思いましたが、結局、メインは、個人開発者とアプリ開発を発注する企業との話でした。
で、今回の講師の人は、二人。
一人目は、高橋恭介。
二人目は、藤永真至。
高橋恭介氏は、ダイヤモンド社で出している、電子版「もしドラ」のiPhone/iPad用のリーダを開発した人で、もともと、青空文庫のリーダも出している人でした。
ダイヤモンド社から電子書籍のリーダの開発を受けたのも、この青空文庫のリーダがあったかららしいです。
で、肝心の講演の内容は、詳細は、ここ
http://kararemichi.wordpress.com/2010/10/23/iphoneappginza/
に、まとめられているので、興味があれば。
まあ、簡単には、大まかに4つのテーマで話されていました。
最初の3つは企業側に対してで、
(1)「企業が開発者と組むメリット」
ここで、あげてたのは、
• スピード感が違う
• 融通がききやすい
• やすい
(2)「開発者の探し方」
・ 知り合いの紹介
・ 一本釣り
・ ツイッターやブロブでなかよくなる
・ 会議室提供ビジネス
(3)「個人開発者とのつきあい方」
・ おだてときゃなんとかなる
・ お金大事
・ 情熱を持つ
最後に、個人開発者に対して
(4)「企業から声をかけてもらうためには」
氏自身は、運がよかったと言っていますが、
・ とにかくアピールすることが大事
と、いうことらしいです。
また、彼は、横浜でiPhoneの勉強会なども、主催しておりその意味でも目立っていたのかもしれません。
で、最終的に、必要なのは、開発者側も企業側も、『iPhoneへの愛』だと、言う話でした。
まあ、好きでなければ、結局、いいものは作れないってことですかね。
次の藤永真至氏は、iPhoneアプリ講座(こっちは、スクールなんで、有料ですが)を主催していて、実際に、iPhoneアプリの開発もしているみたいです。
この日の勉強会も、そこの生徒さんが結構来ていたようでした。
とりあえず、以下にそのときのスライドが公開されてます。
「iPhoneアプリ開発 発注受注の掟」
http://www.eagle-inc.jp/rainbows
内容は、ちょっと、最初の方は、テンポがよすぎてついて行けなかったんですが。
ようするに、藤永氏は、もともと、i-modeのビジネスをやっていて、そちらでは、うまくビジネスが回っていて、やりやすかったんだけど、iPhoneアプリの外部発注するには、いろいろと面倒なことがあると。
iPhoneアプリは、いろいろできる故に、アプリの分野も、技術も幅広く、開発しようとしているアプリが何を目指していて、どういう技術が必要か、発注側も見極めておかなければ、ならないってことですか。
そういう意味で、発注先を決めるときは、相手に
「こういうアプリをいままで3回は開発しましたか?」
と聞く必要があるといってます。
結局、少なくとも、そのぐらい、やってないと、開発期間とか、予算とか、見積もれないので、開発の遅れや、予算オーバーになってしまうって、ことです。
もっとも、3回以上開発してても、いつも、開発が遅れて、予算オーバーしてしまう輩もいるんですけどね。(->自分)
で、逆に、発注元には、
「あなたは、アプリを今まで、20回はプロデュース(企画)したことがありますか?」
と、聞くと。
なんにするにも、実際に、企画書書いて、どういうものを作るのか、発注側も、ちゃんと、イメージできてないと、後で、作り直し、なんてことに、なってしまうわけです。 そういう、企画側のノウハウも必要ということでした。
まあ、たぶん、そんなお話でした。
細かいところは、上のスライドを参照してください。だいたい、こんなことが書いてます。
「iPhoneアプリの外部発注の罠」
「iPhoneアプリの受託開発の罠」
「受託開発をハッピーな仕事にするために」
「受託側・発注側両方に大切なこと」
「中間搾取はやめよう」
もっとも、誰も、最初から、3回以上の開発や、20回以上のプロデュースしているわけではないので、受注や発注があってから始めるのではなく、自ら、企画、開発しておく、必要があるってことで。。。。がんばろ。
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