あたしが小学生だか、中学生だかのころ、マイクロコンピュータという言葉が出始め、その略称として、「マイコン」という言葉ができあがった。
けれど、趣味な人の間では、「My Computer」の略称として「マイコン」と呼ばれていた。
あたしは、そっちの意味の「マイコン」と言うのが好きでしたが、いつのまにやら、「パソコン」の方が主流になって、ちょっと、寂しかった。
（１）ベーシックマスターJr.
そんなあたしが、初めて手に入れたのは、日立の「ベーシックマスターJr.」という「マイコン」でした。
同時期、NECのPC-6001ってのも同じ価格帯で発売されていましたが、キーボードが安っぽいのと、当時、すでに、６８系のMPUに傾倒してたので、「Jr.」の方を選びました。
「Jr.」では、その後、いろいろ、無茶しました。
まずは、元々のケースはばらして、中身をアルミ板を組み合わせて作ったケースに移し替えました。
L字のアルミ材で骨格を作り、周りをアルミ板で囲み、前面と後面は空気が流れるようにパンチ穴の開いたアルミ板を取り付けました。
ついでに、右側面には持ち運び安いように、取っ手を取り付けました。
今思えば、MacProもどきのようでした。
キーボードも別のケースを作って、セパレート型にしましたが、配線は妥協して、そのまま、32Pぐらいのフラットケーブルで繋いでました。
最終目標は、そのケースにカラー出力用の拡張基板と、３inchディスク装置を内蔵することでしたが、結局、そこまではできませんでした。
ただし、MPUは、もともとの６８００に６８０９を追加した基板を作成し、切り替えて使えるようにしました。
もっとも、これも、６８０９用のMONITERソフトを移植するだけに止まった気もしますけど、まあ、それでも、ちゃんと動いていたので、我ながら大したもんです。
まあ、MPUクロックが、１M程度だったからこそ、できた芸当ともいえますが、今のCPUでは、たぶん絶対に無理です。
その後、純正のカラー出力用の拡張装置でなく、独自のカラー化装置を設計してましたが、完成にいたりませんでした。
なんにせよ、今も含めて、もっとも、手をかけた「マイコン」なので、愛着はあったんですが、実家に置いていたら、ある年（台風による大潮で）海に沈み、捨てられてしまいました。しくしく。
（２）ベーシックマスターＳ１ （MB-S1/40）
次に、手に入れたのが、これも、日立の「ベーシックマスターS1」。
「Jr.」につながる系譜でもあるし、当時、創刊前号だった、今はなき、日経バイト（アルバイトの雑誌ではありません）に特集が載っていて、ちょっと、惚れ込んでしまったのでした。
もっとも、手に入れたのは、最初の機種が出てから、だいぶ経って、５インチフロッピーを搭載した「４０」が出てからですが。
とりあえず、こいつは、漢字フォントも持ってたので、ワープロソフトも手に入れ、卒論を書けないかと、四苦八苦していました。
さすがに、使い勝手が悪すぎて、卒論は書けませんでしたが、一応、卒業できて、なんの因果か、日立のパソコン工場がある横浜へやってくるときは、「S1」もいっしょでした。
また、S1では、OS-9とかS1-OSとかのUNIXもどきのOSを動かしたり、ハードディスクを付けたりできましたが、なかなか、そこまで、手が出せませんでした。
当時は、秋葉原の今はなきラジ館にあった、日立のショールームに足繁く通ってました。
今思うと、LD買う金があるんなら、OSぐらい買っとけばよかったと思うんですけどね、
そんな、S1ですが、当然、無事な訳がありません。
とりあえず、MPUは、日立の63C09に差し替えました。
S1を持ってた人の中には、MPUがソケット付けになってて、本当に差し替えるだけでよかった人もいたみたいですが、うちのは、直づけしてあったので、仕方なく、むりやり、引っこ抜いてソケットに付け替えました。
日立の63C09は、モトローラの6809のOEMのはずなんですが、隠し機能を持っていて、なんだか、わくわくしてました。
もっとも、それでその拡張機能をどこまで生かしきれたのかは、もはや覚えてませんが。
ついでに、その時、何の意味があったのかは知れませんが、CTRCも日立製のものに差し替えました。
その後、MMUの拡張や、拡張基板を使いD-RAMの拡張や、ROMとかRAMディスク的なを作ろうとして、挫折してます。
とりあえず、フロッピーディスク装置は、一台分をを3.5inchと5inchのコンボドライブに差し替え、3.5inchフロッピーも使用できるようにしました。
その後は、マイコンというよりは、「パソコン世代」に入ってくるのだと思います。
そうして、「マイコン」的なものがなくなっていったような気がします。
でも、あたし的には、やはり、個性的な「マイコン」が魅力で、「Mac」に移っていったのかもしれません。
ちなみに、その後のPC歴（PCじゃないものも含むけど、マイコンというくくりということで）は、以下のよう。
詳細は後日。
（３）PC-98ノート （詳しい型番の失念）
どちらかというと、PANIXというUNIXもどきを使うのに使用していました。
（４）Quadra 840AV
安売りを始めたので、ここぞとばかり買った、初めての Mac。まあ、安いと言っても、結構高かったハズですが。
後日、PowerMac 8100にバージョンアップするキャンペーンがあったが、受けなかった。
（５）PowerMacintosh 8500
840はそのまま、残しておきたかったし、8100は今ひとつだったので、追加購入してしまいました。
（６）permTop PCT-500
ペン入力コンピュータとして、我慢できずに買ってしまいました。
個人的にはこの先にコンピュータの未来があると思ってました。まあ、この時の出来はさすがにまだまだでしたが。
このころは、まだ、ソニーも面白かった。
（７）パワーザウルス MI-506DC
上と同じ流れで、ザウルスシリーズもいくつか買った。
（８）e-Zaurus MI-E1
（９）SLザウルス SL-700
（１０）PowerBook 2400
ノート型としては一番、愛着があると思う。購入は安くなってから買ったので、かなり、後期だが、サードパーティー製のCPUやメモリでかなり拡張した。
一応、MacOS Xのパンサーまで、載せることが出来たハズだが、いまは、出来なくなった。
（１１）Vaio C1
一応、windowsマシンもフォローしておこうと思い、2400より小型だし、vaioだし、と思って購入。
が、windousがなのか、vaioがなのか分からないが、どうも、体質に合わず、早々に手放してしまった。
（１２）PowerMac G4
G4を使ってみたくて、購入。
が、何かこれも、膚に合わなく、手放しました。 今思うと、あの丸いマウスが元凶だったのか？
（１３）PowerBook G4 Ti
たぶん、初代は、なんか不満があったので、しばらく待ち、それが解消されたのを見計らって、購入。
今は、手前のフレームの塗装が禿げたり、キーボードの調子が悪かったりしますが、デザインがシンプル＆スマートで、気に入ってます。手放せない一品。
（１４）DELL ワークステーションノート M60
WUXGAの15inchのディスプレイを搭載し、１GEther、無線LANまで使える、ワークステーションレベルのノートPC。
とりあえず、windowsが走る環境に再チャレンジということで購入。少なくとも１GEtherを前提にしてたら、こうなった。
（１５）PowerBook G4 Al
Aｌになって、少し分厚くなってしまったので、ちょっと、がっかりでしたが、Tiでは性能的に微妙になってきたし、これも、何かの不満が解消されたところで、購入。
ちょっと、今はなぜか、起動できなくなって思案中。
（１６）MacBook
一応、Intelベースになったということで、購入。
MacBookは、何台か買い換えをしている。 そのうち、最新は今は実家で使ってもらっている。
（１７）ModBook
MacBookをタブレット型に改造した一品。
ちょっと、トラブルが多くて、あんまり、ちゃんとタブレットとして活用できなかった。
（１８）iPad
ペン入力ではないけど、これが望んだ一つの形だと思った。 けれど、やっぱり、入力装置としてのペン入力も付けてほしいのが正直なところ。
（１９）MacBook Air (2010)
高かったAirを一新。 SSDを積んでこの値段ならと、つい、買ってしまった。
とりあえず、悩んだけど、解像度至上主義なので、13inchにした。 小さいのなら、iPadがあるしね。
（２０）iPad 2
薄さが魅力で購入。 とりあえず、GPS機能は欲しかったので、US版（simフリー）を購入。
New iPadを買った後、iPadの良さを知らしめようと、断腸の思いで、実家に送ったが、あんまり、使われていない模様。
（２１）MacBook Air (2011)
前の年に買ったばかりだったが、実はその時から、次期、thunderbolt搭載機がでたら買い換える気満々だったので、予定通り買い換え。
（２２）New iPad
解像度至上主義なので、当然購入。 さすがに、動きにもっさり感があるが、まあ、これはこれで。
iBookStoreも開始されて、うれしいのだが、気のせいか、高解像度を生かしたコンテンツがあまり見えない。
仕方ないので、自前のコンテンツを入れてみるが、６４Gでは容量不足。
128G版に変えたかったけどさすがにここは我慢。
個人的にはiPad miniサイズで、Ratinaディスプレイが2面。閉じた状態でも開いた状態でも繋ぎ目もなく参照できればなおよし。
で、ついでに電磁誘導ペンによる入力も可能、なのがほしい。
（２３）MacBook Pro Ratina (15)
やっぱり、解像度至上主義なので、即 Airから買い換えた。今年も、４K版が出たら。。。
でも、正直、さすがに予算がない。
ちなみに、自分では使わなかったけど（年に２回メンテナンスしてたけど）、実家用に以下も購入している。
PowerBook 1400
iBook G3 (? 3だっか、4だったか忘れた)
iMac G5
MacBook
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