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公開二日目、見に行ってきました。
いちおう、映画の話が出る前からコミック版を買ってはいるのですが、そのまま、積読していた作品です。
映画になると知って、いよいよ、読むかどうか悩んでいましたが、もう、読んでもいいかなというところです。
物語りは、「欲しいものを手に入れることができる浦島トンネルの噂話」から始まって、偶然、噂の浦島トンネルを見つけてしまった少年と知ってしまった少女の共同戦線へと進みます。
失くしたものを取り戻したい少年と望むものを手に入れたい少女は、共に自分の望みのものを手に入れるため、「浦島トンネル」の調査を始めます。
あんまり、話すとネタバレになるので、細かくは話しませんが、なかなか、よくできた作品になっていると思います。
「浦島トンネル」がどういうものなのかは、二人の調査であきらかになってはきますが、結局、なんで、そんなものがあるのかは明かされませんでした。まあ、今回の話にはあまり関係がないですからね。
その意味では、「浦島トンネル」にまつわる話をいくつも作れそうな気がします。
個人的には、欲しいものを手に入れるためではなく、1000年先の未来を見るために「浦島トンネル」に入ってみたいです。
ちなみに、今回のキーアイテムのひとつはビニール傘ですが、グッズとして売るのはどうかとちょっと思います。やたらと、高いし。
さて、ちょっと、ネタバレになりそうなので、まだ、見てない人はこの先は読まないでほしいですが、
物語のベースは「青い鳥」かなと思ったりします。
「鳥」も出てくるしね。
後、鹿との接触事故で30分電車が遅れることがよくある海が見える駅で、声を上げて泣くシーンは、ちょっとくるものがありました。
惜しむらくは、(コミック版はどうかわかりませんが)、途中、もう少し、他のクラスメートと絡むシーンがあればよかったかなと、個人的には思います。まあ、あんまり、絡めるとストーリーがブレてくるし、時間も限られるので、二人にフィーチャーした物語にしたのかもしれません。
そういう意味では、TVシリーズにするのもありかと思わなくもありません。
■原作小説版
夏へのトンネル、さよならの出口
■オーディオブック
夏へのトンネル、さよならの出口(ガガガ文庫)
■コミックス版
夏へのトンネル、さよならの出口 群青(1) | 夏へのトンネル、さよならの出口 群青(2) | 夏へのトンネル、さよならの出口 群青(3) | 夏へのトンネル、さよならの出口 群青(4) |
■オリジナル・サウンドトラック」
映画「夏へのトンネル、さよならの出口」オリジナル・サウンドトラック