MOSA Software Meeting2010

というものに、先週の金曜日、土曜日(11/5,6)に行ってきました。
で、それは、いったい、何かというと、まあ、ソフトウェアの勉強会みたいなもんです。
http://www.mosa.gr.jp/?p=3648
MOSAってのは、もともと、Macintosh系プログラマの非営利団体なんですが、実は、この十年ほど、個人会員しています。


http://www.mosa.gr.jp/
まあ、会員といっても、特に、いままで、何もしてなかったんですけど。
で、MOSAでは、毎年、この時期、この「Software Meeting」ってのを、やってます。
その昔は、2日間泊まりがけで、それこそ、徹夜でなんかしてたらしいいんですが、最近、そこまでは、やってないみたいです。
今年は、金曜日は午後から、始まり、1日目は、3っつのセッションがありました。
本当は、金曜日に年休とって、余裕をもって、出かけるつもりだったんですが、ちょっと、休めなくなり、行けるかどうかさえ、危うかったんですが、とりあえず、無理を言って、行かせてもらいました。もっとも、午前中、仕事して、昼休みに入ってから、出かけたので、ちょっと、遅刻してしまいましたけど。
で、肝心のセッションは、以下の通り。
(1)大谷和利氏による「今、なぜ、iOSデバイスなのか?」
   「大谷和利氏は、まあ、Macを使っている人なら、知らない人はいないと、思いますが、いろいろとライターとかやっているひとです。
   今回は、キーノートセッションということで、iPhone/iPadなどのiOSデバイスの話を中心に、現状とこれからの動向についての話されました。
   
(2)AppBank 村井智建氏による「iPhoneという市場でどこまでも戦うということ」
   AppBankは、iPhone/iPadのアプリのレビューサイトを運営している会社で、いま、たぶん、もっとも、積極的に、iPhone/iPadを盛り上げて行こうとしている会社です。
   前にも、書いた、iPhoneアプリ勉強会を毎月主催しているのが彼らです。
   社員数は7名で、appleのAppStoreのアフェリエイトだけを頼りに、やっているということでした。
   まあ、ともかく、iPhoneがたまらなく好きで、熱く語りたい人なんだとは、わかりました。
(3)イースト株式会社 下川和男氏による「電子出版元年 iPad、Kindleで変わる読書環境」
   いま時、はやりの電子出版ですが、総務省が推進している、電子出版の企画委員会(?)にも、参加している人らしいです。
   いままた、各社、各グループがいろいろ企画を立ち上げて、がんばってますが、ePubの方も、一応、日本案を、提出して審議中らしいです。
   この人も、一応、マニアなひとで、今回も、Kindleと中国製の電子書籍リーダを持ってきてて、少し、触らせてもらいました。
   そんなわけで、昔からの電子書籍の機械を30台近く持っているそうです。
その後、夕方から、懇親パーティー
本来、こんなのは、苦手なので、パスしたりする人なんですが、これにも、参加しました。
ついでに、名刺交換なんかもしたりして。 もっとも、たった、3人だけですが。
そのうちの、ひとりは、広島からわざわざ、会社休んで、来てる人でした。 
で、土曜日は、8つのセッションがありましたが、ビギナーズとアドバンスにわかれていて、一人で聞けるのは4つのセッションのみ。あたしは、とりあえず、今年は、すべて、ビギナーズセッションを受けました。
一応、内容は、
(1)「はじめよう!iPhone/iPadプログラミング」(Dream Garden Software 中野洋一氏)
   ほんとに、初心者向けの話からで、どんなマシンを用意するかから、始まって、Apple Developer Programに参加して、ちょっとした、アプリを作るまでの話でした。
   残念ながら、講義では時間が足らなくなって、後半、駆け足になってしまいましたが、ここで、話されるはずだった、ローカライズの話とかは、(4) のほうで、補足されました。
(2)「Apple社のサンプルコードを極める」(株式会社オッティモ 小池邦人氏)
   Appleのサンプルコードはいろいろあるんですが、たくさんあり過ぎて、何を参考にすればいいか、わからなかったんですが、現在のサンプルコードの概略がまとまっており、かなり、参考になります。
   講義では、主要なサンプルコードをデモをまじえて解説するないようでした。
   講義の資料には、それ以外にも、プロジェクトのテンプレートの説明や、アプリを実機にインストールする手続きやアプリの配布、AppStoreへの登録の話が書いてあり、結構、役に立ちそうです。
   ちなみに、「ToolBox100の定石」(MacOSプログラミングの本です。MadOS X ではありません。)の著者であることを初めて知りました。 たぶん、その辺を探すと出てくるはずです。
(3)「UIView & UIViewController徹底解説」(株式会社UIEジャパン 所友太氏)
   iPhone/iPadアプリの基本である、UIVew UiViewControllerの解説でした。
   この人の本も実は持ってます。 UIKitの説明をした本でした。
   その本では、IBをまったく使わない方法で説明してましたが、今回のセッションでも、基本、IBは使わない話でした。
(4)「iPhoneアプリ開発の現場と実態」(ライブ)
   で、最後に、今回の講師の方と数名のパネラーを交えての、パネルディスカッションです。
   と、いっても、前半は、(1)とか他の講義で言い残したこととか、質問とかで時間をつぶしてました。
   その後、アプリ販売の動向みたいな話でした。
   とりあえず、ここで、AppStoreのアプリの販売手続きが変わったことを知りました。
   AppStoreが開始した頃は、税金関係で米国の納税者番号をとらないといけないとか、英語の書類書いて米国にFAX送って、問い合わせに電話で(もちろん、英語で)答えないといけない、とかいう話があって、ちょっと、ハードルが高かったんですが、いつの間にか、オンラインで簡単に手続きできるようになったみたいです。
ちなみに、今回、受けなかったアドバンスの方は(ほんとは、こっちも、受けたかったんですけど)
(1)「Blocksを極める」 (アールケー開発 林晃氏)
(2)「最新iOSのゲームプログラミング環境」(大阪電気通信大学 沼田哲史氏)
(3)「電子出版のためのテキスト、PDF描画」(HMDT株式会社 木下誠氏)
(4)「iOS4時台の位置情報サービスの正しい使い方」(株式会社関心空間 鈴木バスケ氏)
ちなみに、上の講師の方の半分ぐらいは、彼らの書いた本を持ってたりします。(読みこなしてはいませんが)
まあ、上を見てもわかる通り、ここ数年は、Macの話より、iPhoneの話が、中心になっています。
今回、会社で、iPad/iPhoneのソフトを作るかも?って、ことで、思い切って参加して見たのですが、もともとのそんな、話は、いつの間にか、立ち消えに。。。
そんなわけで、やっぱり、当初の目的通り、個人路線でいこうかと、考えている次第です。
上に書いたように、今回のセッションで、AppStoreでアプリを販売する時、米国でいろいろ手続きが必要だったのが、ほとんど、不要になったことを聞いたので、さっそく、手続きだけしてみました。
これで、いつでも、販売できそうです。 もっとも、売れる、アプリができればの、話ですけど。。。
_/_/_/ 不定期メーリングリスト [ 0147 ]  _/_/_/